簡単に操作できる機械がある

ラマン分光の原理はどのようなものか

私たちが様々なものを研究したり、成分の分析を行ったりする際に分析装置を用います。

分析装置には様々なタイプのものがあります。

大きな分類として破壊検査と非破壊検査があります。

分析の目的によって、検査方法を変える必要がありますし、それに用いる測定装置の性能によって状況が大きく変わってきます。

また、分析を行なう物についての制限などによって測定装置も変わってきます。

私達が健康診断の際のレントゲン写真などで見ているものは、X線と呼ばれる電磁波が体を通り抜ける際、体内の成分によって通り抜ける強さが違うことを利用して、体の中の様子を開腹することなく見ようというものです。

その様な非破壊的な測定法の一つがラマン分光です。

ラマン分光は、レーザー光線を物体に照射した時に散乱される散乱光に、物質の振動数の情報がのっているということを利用するものです。

分子の振動の様子に従って、入射光の周波数からずれたところに散乱光の周波数が出てくるという性質を利用したものです。

すでにおおよそのものについて、分子はどのような振動数をもっているかということについての情報がわかっていますので、これを手掛かりにして物体の中にどのような成分が入っているかということの分析を行うことも可能です。

ラマン分光法は、成分分析の中でも非破壊分析として多くのところで用いられています。

測定するものを分解しませんので、物質の中で何かが変化する際にも内部の状況がどう変わっているかということの観測も可能になってきます。